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ふたつのハチミツが生まれる異国の地

Flores island/花を名に冠するフロレス島

日本から約5,300km、インドネシア共和国の南部に位置する東ヌサ・トゥンガラ州フロレス島。フロレスとは、ポルトガル語で”花”の意。島の気候は温暖で、その名の通り1年を通してたくさんの花々が咲き誇っています。インドネシア共和国内でも特に自然が豊かな場所として知られていて、手つかずの森や山が多く残っています。日本からフロレス島への直行便はなく、バリ島から国内線を乗り継いで約1時間です。発着空港はコモド空港(ラブアンバジョ)。付近の海はジンベイザメが生息するダイビングスポットがあり、Batu Cermin(バトゥ・チェルミン)という鍾乳洞や奇石からなる観光エリアもあります。また、世界最大のオオトカゲ、コモドドラゴンが生息するコモド国立公園へのワンデイトリップも可能です。

Giant Honey Bee/大自然の中で花蜜を集めるオオミツバチ

フロレス島には大木や崖下に巣を作るオオミツバチという種類のミツバチが生息しています。東南アジアから南アジアにかけて分布するミツバチで、日本には生息していません。ミツバチ属の中でも最もからだが大きく、女王バチの体長は20mmにもなります。オオミツバチは樹高数十メートルのところに巣を作ることが多く、環境が良ければ、1つの木に複数の巣を作ることがあります。成熟した巣は全長1mを超え、そこには3万匹前後のハチたちが暮らしています。性格はスズメバチに匹敵するほど獰猛で、体格が大きい分、ミツバチの3倍もの毒を持つとも言われています。行動範囲はミツバチ属の中でも最も広く、フロレス島の大自然の中、多様な花々から花蜜を集めます。

Honey Hunt as Gifts from nature /自然からの恵みを得るハニーハント

コモド空港から車で山道を走ること12時間。そこにはハニーハントで生計をたてて暮らしている村の人たちがいます。ハニーハントとは、野生に生息するオオミツバチの巣からハチミツを採取すること。数人のチームでおこないます。ハントをおこなう時間は夜から明け方にかけて。オオミツバチの巣は、樹高約10m、ビルの3階相当の場所にあることが多く、ハンターたちは暗闇の中、これらの木々に命綱なしで登り、命がけでハチミツを採取しています。先祖代々ハチミツを獲り、森と共生するハンターたちは、ハチや生態系への影響を考慮し、成熟した巣のみを採取。未成熟な巣を獲ったり、巣を獲りつくしたりはしません。自然とハチたちに感謝して、ハチミツをいただきます。

Rare Honey/稀少なハチミツ

フロレス島のハチミツは、とても稀少です。なぜなら、養蜂とは異なり、オオミツバチは毎年決まった場所に巣を作るわけではなく、1つの巣からハチミツを採取できる機会は1年に1度。いい成熟度の巣を見つけて、タイミング良くハントしなければならないからです。そして、ハンターたちは木々からの落下やハチに襲われる危険を冒して命がけでハチミツを採取しています。採取量にも限りがあり、この村の周辺からは年間50㎏前後。そのため、現地でもハチミツは限られた人のための贅沢品です。それを弊社は、現地に行って直接仕入れることで入手しています。外国人との接点がない村ですので、このハチミツを手にできるのは弊社からだけ。この価値がわかる方にお分けしたいのです。

Fresh & Organic/新鮮、無農薬

フロレス島のハチミツは、100%天然由来。採取エリアは、自然豊かなフロレス島内の、のどかな農村地帯からさらに山奥へ行った秘境の地。ですからハチミツは、農薬とも有機肥料とも無縁な地で育つ花々から、自由に生きるオオミツバチが集めた花蜜からできています。また、ハチを飼育しているわけではないので、抗生物質や砂糖水を与えるようなこともありません。毎年、採取時期に合わせて、私自身が現地へ出向きハントに同行。品質を確かめた上で、採れたてのフレッシュな状態のハチミツを空輸にて日本へ持ち帰ります。

会社情報

事業者名  Asli
代表者  高橋 竜太郎
所在地  〒296-0233 千葉県鴨川市金束498-1